竹中平蔵さん基調講演
東証IRフェスタ2007 (2007年3月21日) 竹中平蔵さん基調講演
「どうなるこれからの日本」民間からの政策ウォッチ(ポシリーウォッチ)
事前予約なしでギリギリ会場に入り最後方での立ち見でしたが、竹中さんの講演をこの時初めて拝聴し、当時は凄まじさを感じました。時間制限があった影響からかマシンガントークのように感じ、食らいついて聞き取るだけでも大変でした。私の経済脳が多少は成長してきた影響もあるかもしれませんが、今は然程早口には感じません。
小泉さんについて
1,「リーダーの熱い思い」
2,「戦略は細部に宿る」というお話。
細部を、いかにコントロールするか。役人に骨抜きにされないようにコントロールしなくてはいけない。
1990年以降、失われた10年は130兆円も追加したが結果1%成長を続けただけ。2000年の小泉内閣が起点となり、2~3%成長が継続されている。
米国では、平和の配当とIT成長を要因とする3%成長が続くとするニューエコノミー論に90年代は合致していた。日本は、改革の配当、郵政の新たな分野への進出、ITブロードバンドの普及、2010年は完全デジタル元年。10年前の米国の姿と同じ。
今後日本は3%以上の成長が可能⇒チャンスがある。
景気回復について実感がないのは、デフレが続いているため。名目と実質は違う。実質が変化した時に実感が生まれる。
格差は世界で実際に広がっている。
しかし、日本はきちんとした調査がされていない。「フロンティア時代」というのは格差が広がる。
サッチャー「お金のあるところから税金をとっても、お金のないところにお金はいかない」⇒足を引っ張るような社会主義的格差是正をしても意味を持たない。
日本では、調査や現状の把握をした上で、低所得者の底上げが必要である。
「民間からもっと声を出すべきである!!」
0コメント